園長ブログ
音読絵本
2018-06-06
今日も雨でしたので、屋内での保育がしっかりできた1日でした。
今月から各学年とも音読絵本の保育が始まっています。これは、子どもたちの国語力の基礎を育てる大切な保育です。年少さんの間は「絵本読みごっこ」という感じです。年中組さんの中ごろから徐々に読める子が増え始め、年長組さんの中ごろには多くの子どもたちが、その時取り組んでいる音読絵本についてはスラスラ読みで読めるようになっていきます。音読絵本をすると、その本に出てくる漢字が読めるようになったり、言葉を憶えたりします。でも、この保育の本当の目的は別にあります。
音読絵本の本当の目的とは、卒園して小学生になった時、子どもたちに、たくさん本を読める子になってもらう事にあります。そのカギを握るのがスラスラ読みです。
スラスラ読みを習得できた子は、自然な成り行きとして読書量が増えます。そして特に、幼稚園を卒園するタイミングまでにスラスラ読みを習得できた子は、小学校6年間の累積読書冊数がものすごく大きく膨らむことが知られています。そして、累積読書冊数の大きさは、そのまま子どもたちの語彙力の豊富さにつながり、語彙力の豊富さは、いろんな本や、いろんなウエッブ上のコンテンツの読解を通じて、世界を認識する能力、さらには高いコミュニケーション能力につながっていきます。
つまりこれこそが、音読絵本の本当の目的です。