園長ブログ
子育て本に思うこと
2018-05-06
世の中には多くの子育て本があふれています。どれも「なるほど!」と思うことが書かれてます。情報を得ることは良いことなので、そのような本を多く読むのは良いことだと思います。
ただ、筆者ご自身の子育て経験を書いた本は、ある程度こう意識する必要があると思うのですね。「うん。あなたの子はそれでうまくいったんだね」と。
子どもは一人ひとり全然違います。同じ家庭の兄弟姉妹でも違います。
実は私は自分の子を叱った経験があまりないのです。(きつく叱ったことももちろんあります。けど20年間通算して指を折って数えることができるほど少ないです)そのため、かつては「叱らない子育て」などの子育て本に大いに共感したものです。最近子どもが二人とも成人し、過去を振り返ってみて今はわかります。たまたま、さほど叱らずに済む子に生まれついただけなのだと。(二人とも女の子だし)それが良いことか悪いことかは単純にはわからりません。歴史上の偉人の中には、幼少時にものすごく親を困らせた人もたくさんいますし。
つまり、数人のわが子を育てた経験だけでは、誰にでも通用する子育て本を書くのは難しいのです。結論として、もし子育てに問題を感じていて何とか解決したいと思うなら、自分の直面している問題に近い経験をした人の本を探すほうが、よっぽど役に立つはずです。あるいはウェッブでもいいかもしれません。ただしウェッブは信ぴょう性の問題がありますよね。だから、やはり日本中の数百人・数千人レベルの数の子どもたちを見てきた幼児教育のスペシャリストに相談するのが一番なのです。世にある「子育て講演会」をなめてはいけません。